新元号が発表されました。
新元号発表をリアルタイムでみていたのですが、同時に相場にも動きがあって、こういった出来事にも影響していることを目の当たりにしビックリしました。
毎日様々な通貨ペアの相場を見ていますが、どれも毎日違う流れがあって予想するのはすごく難しいと思う事がよくあります。
GWという大きな連休はどんな相場になるのでしょうか。
今回は、これまでのGWの相場を調べてGW中の相場の動きはどうなるのかをお伝えします。
GWは円高になる?

今回は、メジャーな相場である米ドルと日本円の相場について調べました。
遡って10年間のGW相場を調べてみましたが、円高になることが多かったのです。
しかし、必ずしも円高になるわけではありません。
いつだって相場は予測不可能なことが起こって当たり前だからです。
近年のGWの相場
ここ近年の相場をまとめてみました。
2010年 円高傾向
ギリシアのソブリンリスクというものが起こり、GW最終日から翌日のたった1日で7円もの急落が起こりこちらも大荒れしました。
2011年 円高傾向
GW前からGW最終日までに3.2円の下落があり円高傾向に。
2012年 円高傾向
GW前からGW期間中の6日間で2011年同様に3.2円の下落。
2013年 円安傾向
アベノミクス開始時期ということもあり、違った動きを見せたのが2013年でした。約2円の上昇を見せた。
2014年 若干円高傾向
GW中にあった米国雇用統計の指標結果が良かったため、約2円上昇の後に下落した。その差は1.54円。
2015年 横ばい
年始から横ばいが続いおり、GW中も下落する場面があってもすぐに反発し戻るというような相場でした。
2016年 円高傾向
GW前に約6円の大きな下落があり、GW中も底打ちして急反発と大荒れしていたようです。5月末までには、下落分を取り戻していくような動きでした。
2017年 円安傾向
GW前から急に円安傾向に、GW明けてもしばらくは円安の流れが継続しました。GW前後の2週間で最大約5円の落差がありました。
2018年 横ばい
GW前後は雇用統計があったもののすぐに反発し戻るような重たい動きだった2018年。109円〜110円を行ったり来たりしているような相場でした。
円高傾向が目立ちましたが、ここ20年の相場を調べると、GW前が要になっていることが多いのです。
GW前が円高であれば、円高になる傾向になることが多いということです。
ですから、「GWは絶対円高になる」わけではなく「GW前の流れにつられる」ことが多いのです。
全体的な祝日を平均すると円高、円安どちらかに傾くとはなくどちらとも言えないみたいです。
さて気になる今年はGWはどうなるのでしょうか…?
ミセスワタナベ狩り
10連休と天皇即位が重なるということで好景気に期待する方も多いようですが実際のところはどうなんでしょうか。
テクニカル分析とファンダメンタル分析では異なる結果が出ることもありはっきり予想することができないのは正直なところです。
調査していく中でちょっと気になったのが「ミセスワタナベ」「キモノトレーダー」というワード。
海外で有名な苗字がワタナベなのだそうで付けられたようです。日本人はサトウの方が人口は多いんですけどね…
着物も普段着てないし、ちょっと馬鹿にされてる感じの悪意を感じますね。(笑)
両方とも日本の個人投資家のことを指すそうで、大きな連休や日本の地震災害中などにストップロス狙って海外投資家が相場を反転させる動きをするのだとか。
海外投資家エグすぎます…。泣
今回のGWは長期の連休なので日本人の気が緩んだところでミセス・ワタナベ狩りに合わないように気をつけたいものです。
証券会社からのメール
ある証券会社からのメールにもGWの取引についての注意書きがありました。
《ご注意》
連休中の海外動向などにより、為替や連休あけの株価が大きく変動する可能性があります。
また、株式等や投資信託などは10連休お取引いただけないので、連休中に大きな損失が発生する場合、追加証拠金などの入金が必要になる場合があります。
という内容が書かれていました。
FXだけでなく、株価も変動しやすいことから為替も大きく左右されるのが予想されますね。
万が一に備えておくのが賢明です。
GW中はどうするべき?

GW中は、大きく変動する可能性がとても高いことがお分かりいただけたのではないでしょうか?
GWでなくても、いつだって予測不可能な大暴落や、急上昇があり得てしまうのが為替相場をはじめとする投資の世界です。
「損したくない」と思うなら、大人しく『相場を見守る』のが無難です。
トレードルールを決めると勝率UP
私も尊敬している人気FXトレーダー“カニトレーダーカズヤング”さんは「わからん、やらん」と言って、わからない時はやらないというルールを設けてそれをきちんと守っています。
勝率が高く、確実に資産が増えていっているプロの方でも「わからないものはわからない」と言っています。
ツィッターのつぶやきを見ていると、多くのトレーダーさんは自分なりの考え方の中でルールを決めてトレードしています。
勝率をあげたいのであれば、シンプルなルールを作ってルールに沿ってトレードすることが重要です。
このシンプルなルールを作るという考え方は、マックスプランク研究所の調査でも効果が得られるということが科学的にもわかっています。
マーケティングや開発、様々な面でも用いられており、企業の発展や宗教の拡大、病気の判定などで成果を上げています。
ルールの例
どんなルールを実際に決めてやれば損をしにくく勝てるようになるのかを少しご紹介します。
- ポジションを持つルールを決める
- ポジションをもったらすぐにTP(テイクプロフィット)とストップロスを入力し利確ポイントとロスカットポイントを決めておく。
- なんとなくでポジションを持ったり損切りしない
- ロット数を小さくし、自分のメンタルがやられない設定にする
これ実は私のルールでもあるんですけどね。(笑)
とにかく始めたばかりの方は損をするのが怖かったり嫌だと思う方が多いと思います。
今回は、損しないための重要なポイントだけを挙げてみました。
まず初めは難しいことを取り入れようにも使いこなせませんからシンプルにルールを設定しましょう。
これもご自身で実際にやってみて結果が出たとこは残し、ダメだったら修正して変えていくと良いと思います。
ただしっかりとデーターが取れるくらい実践するようにしてください。
気分でルールをコロコロ変えるのは一番良くないパターンなので気をつけてくださいね!

チャンスはいくらでも落ちている

考え方によっては、チャンスも同じようにあります。
何が起こるか分からない相場の中で見極めができるようになると、一見リスクに見えても実はチャンスだったりします。
経験を積めば積むほど感覚的にもわかってくるようになってきます。
指標のあるタイミングでも、ちゃんとリサーチをして見込みがあればポジションを持っていてもしっかりと利益にすることができます。
それと同じように、GW中でもタイミングを見計らいルールに沿ってトレードすれば、大きな損失もせずに学びながら利益も残せる様になってきます。
そのためにはコツコツと勉強と実践を続けて力を付けていくことが大切です。
それでも「怖い!」と不安な方、大丈夫です。
わざわざGWにトレードしなくてもお宝は掘れますからご心配なく!